話し上手と聞き上手

沈黙の時間になってもあせらないことが大切ですが、それでもあまりに沈黙ばかりが続き、雑談が少しも盛り上がらないというのもちょっと寂しいものです。

そこで、雑談が盛り上がるためのテクニックも知っておきたいところでしょう。ここでのポイントは話し上手と聞き上手は別物だということです。

雑談する時に、一般的にする行動は二つのうちのどちらかになります。大変当たり前のことですが、それは「話す」と「聞く」です。

雑談している時、相手が（複数なら誰かが）話をしたら、自分はその話を聞く側となっているはずです。自分のことを話したりすることがあれば、今度は話す側に回って、他の人は聞く側に回ります。

いわゆる会話のキャッチボールですが、特に雑談においては、この切り替わりが頻繁になります。誰かがちょっと話したな思ったらもう別の誰かが話していたりします。話を聞いて自分も何か思うことがあったら自分が話しだしているはずです。こんな繰り返しが続いて雑談が成立しているわけです。

そこでポイントですが、「話すときのルール」と「聞くときのルール」がそれぞれあることを知っておいてください。つまり、話し上手になるための会話術と並んで、聞き上手になるための会話術もあるということです。実際、話すことと聞くことは別物です。まず聞き上手になることで、そうすれば自然と会話は続くものです。